注文住宅が一年中快適?全館空調システムとはどんな設備なのか

公開日:2022/10/15

オフィスビルなどで一般的な全館空調システムが、近年では注文住宅でも注目されています。間取りや設備も重要ですが、ストレスのない室温環境も大切です。一年中快適に過ごせる全館空調システムとは、具体的にどんな設備なのでしょうか。この記事の後半では、全館空調システムのメリットと導入の際の注意点についても解説していきます。

全館空調システムとはどんな設備なのか

全館空システムとは、建物の各部屋にエアコンを設置しなくてもすべての部屋の空調を一括管理できるシステムのことです。部屋ごとに冷暖房する通常のエアコンと比べて、家の隅々まで一定の温度に保つことができるため、家中のどこの部屋にいても快適な温度で過ごすことができます。

全館空調システムの設備や仕組みはメーカーごとに異なりますが、室温の調整だけでなく、換気も行ってくれるものが多いです。家の中には花粉やほこり、ダニ、カビ、ウィルスなどの目に見えない有害なものがたくさん漂っています。

汚染された空気を清潔に保つので、アレルギーにお悩みの方にも最適です。全館空調システムが空気を綺麗にしてくれれば、ほこりが溜まりにくくなるため、掃除が格段に楽になります。

快適に過ごせるうえに空気が綺麗になって、手間も省けるので、マイホームに全館空調システムの導入を検討する人は多いようです。マイホームに導入するとなると費用が気になるところですが、導入する住宅メーカーが増えたこともあり、コストパフォーマンスは良くなっています。

室温を一定にできるから快適&健康にいい

全館空調のメリットは、なにより快適で体への負担が少ないことです。家中のどこにいても室温が一定に保たれているので、部屋を移動した際に感じる温度差への不快感もなくなります。

とくに暑さ、寒さが厳しい地域に住んでいる場合には、寒暖差も大きく体への負担を感じやすいのではないでしょうか。全館空調システムには真夏の熱中症や、冬場に急激な寒暖差を感じることによって、脈拍や血圧が急激に変動するヒートショックなどのリスクを減らしてくれる効果もあります。空気を綺麗にし、快適な室温で過ごせるだけでなく、身体的ストレスの軽減にも優れています。

また、室温を快適な温度で保つことによって、より良い睡眠が取れるようになり、結果的に疲労回復にも繋がります。毎日の体調管理に良い睡眠は欠かせません。このように寒暖差のない室内環境は、私たちの健康を守ってくれる重要な要素です。全館空調システムは、一年をとおして快適な空気で、家族の心地良い暮らしと健康を守ります。

導入にはコストがかかる?導入時の注意点も解説

全館空調システムの導入には、コストがかかるイメージがありますが、注文住宅では導入にどれくらいの費用が必要なのでしょうか。導入費用の相場は約100〜300万円ほどで、付随する機能やメーカーによっても価格が大きく異なります。どんな機能が必要で、どこのメーカーのものにするかじっくり検討してから決めることをおすすめします。

初期費用に関しては、各部屋にエアコンをつけるより高いことがほとんどですが、長い目で見た時に全館空調システムの方が、結果的にコストが安く済む可能性があります。全館空調システムを導入すればエアコンはもちろん、空気清浄機や扇風機、ヒーターやストーブなどの季節家電も不要になります。

エアコン1台を10万円と考えると、5台設置したとしても50万円なので、エアコンの方が格段に安いように感じますよね。しかしエアコンの寿命は、10年程度といわれているため、買い替えが必要になります。全館空調システムは、定期的なメンテナンスは必要ですが、年間で1〜2万円程度で済むことがほとんどです。

初期費用は高額ですが、日々の暮らしの快適さや今後の自身や、家族の健康のことを考えると全館空調システムのメリットは大きいです。ただ、導入する際に気をつける注意点もいくつかあるのでご紹介します。

追加で新築工事代がかかる

全館空調システムの導入には、本体以外に建築工事費がかかります。本来なら必要ない空調室を作ったり、断熱工事や専門の施工員が、配管の工事を行ったりしなければならないからです。メーカーによって費用が異なり導入費に含まれていることもあるので、見積もりの段階で、費用の内訳もしっかり確認しましょう。

家自体の断熱性や気密性が必要

せっかく全館空調システムを導入しても、家自体に断熱性や気密性がないと効果を最大限に活かすことができません。暖気や冷気が逃げてしまわないように、家自体の断熱性と気密性を高める必要があります。そのため、追加工事などでさらに費用がかかる可能性があるのです。

電気代が高額になる

住まいのすべての空間が対象になるため、エアコン利用時よりも電気代が高くなってしまいます。しかし、24時間稼働していても時期によって、温度調節をするなどの設定によっては、エアコン利用時と、さほど変わらない料金で利用することも不可能ではありません。

24時間稼働することで、電気代が高額になると思われがちですが、意外にも24時間稼働していた方が、電気代が安いというデータもあります。また、電力会社の見直しも電気代の節約におすすめです。

まとめ

全館空調システムは室温を快適に保つだけでなく、空気も綺麗にしてくれる優れものです。家族の健康を守ってくれるうれしいメリットもあります。エアコンや季節家電が不要になるので、すっきりとした空間作りもでき、間取りの自由度もグッと広がります。ひと口に全館空調システムといってもメーカーによって、設備の充実度やコストはさまざまです。全館空調システム導入の注意点なども踏まえたうえで、ぜひ検討してみてください。理想の生活をイメージしてより良い住まいの選択をしてくださいね。

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